【shopify Flow】それは魅惑の新機能
shopifyでECサイト制作をする上で「shopify Flow」と言うアプリがとてつもなく「やばい」んです!アプリ自体の利用料は無料なので、ガンガン使うべきアプリなのです。
とにかく!!先に伝えたい事はこのアプリが使える事で!!!!
shopify以外でECサイトを制作するのは馬鹿らしくなった
と言ってもいいぐらいのスーパーアプリです!!
正直、ECサイトの立上初期段階では使い方もわからないし、何がいいのかもわからないかもしれません。それでも、これが使える便利さがわかった時には、shopifyにして本当によかった!!っと思えるはずです。
それぐらい、とにかく凄い!ので概要だけでもご説明していきましょう!
目次
で、何をするアプリなのか?
凄い凄い!と言いつつ、そもそも何をするアプリなのかと言えば
アプリインストールページの冒頭にこんなことが書いてあります。
“Automate everything and get back to business” つまり 「すべてを自動化して仕事時間を取り返そう!」
と書いてあります。一言で言うと
Flow(流れ)を作るアプリ
こんな感じです。Flow・・・つまり流れですね。2000年代前半にブレイクしていた男女三人組のアーティストではございません。
「流れを作る」って言うのが、どういうことか想像し辛いと思いますので、その一例を紹介しましょう。
- 特定の商品を買ったお客さんの顧客情報にタグをつける
- 在庫が一定以下になった商品のアラートを自動で送信
- 購入回数に基づいて、再購入マーケティング用のクーポンを自動送信
- 注文が決済されたらスプレッドシートに自動で書き出し
とりあえず4つ書きましたが、実際には無数に選択肢が有って、その可能性は無限大に作れるので割愛せざるを得ない感じです。
何となくわかりますかね?
特定の動作があった時に、何か自動で処理が走る
と言うとわかりやすいでしょうか?何かを引き金に(トリガーと言います)何かをする(アクション)。これが自動化出来てしまうわけです。
つまり、いままでは人の手でクーポンを送っていたり、在庫をチェックしていたり、顧客にタグを付けていたりしたのが、自動化出来る。
冒頭の文章「すべてを自動化して仕事時間を取り返そう!」の通り、自分の時間を使わないで色々出来る様になって、自分は自分の時間を使ったビジネスをしようぜ!(つまりより売り上げを上げるための時間を作ろうぜ)と言うことになります。
正直一般的に伝わりやすいとは思っていませんが、EC業界では正直言って衝撃が走ったと言ってもいいぐらいの超絶高機能です!!だって、いままでその業務の為に独自でソフトウェアを作っていたり、shopify内でも月額を払ってアプリを使っていたりしたものが、このアプリ1つで改善しちゃう事が多々出てきちゃったんです。
顧客情報にタグをつけるとかはその最たる例です。
今までもそんなアプリ自体はありましたが、月額が発生していました。でも今はその月額かからないんですよね。
驚愕のアプリ連携
さらに凄いのがその「トリガー」と出来る「アクション」の選択肢の多さです!
shopifyの元々持っているトリガー自体も本当に大量で、
- ①【顧客が】【「トップス」とタイトルに付いてる商品を買った時】
- ②【顧客が】【トップスコレクションの商品の何かを買った時】
- ③【商品名に】【「トップス」と言う名前が付いている商品を登録した時】
などなど、1段階目も2段階目もろんな要素が用意されています。これだけでもほぼ無限大なのですが、Flow対応アプリを入れるともって色んな事が出来ます。
例えばよくあるアプリで「お気に入り登録」のアプリと連携した場合は
- ①【お気に入りに追加したら】 → 【その商品が●●なら】 → 【クーポン送信】
- ②【お気に入りを削除したら】 → 【その商品が●●でなければ】 → 【●●のオススメを送信】
なんて事も出来ちゃいますし「アプリ間のアクションやトリガーも組み合わせられるので、お気にアプリのトリガーとLINE連携アプリのアクションを組み合わせれば
- ①【お気に入りに追加したら】 → 【その商品が●●なら】 → 【LINEでクーポン送信】
- ②【お気に入りを削除したら】 → 【その商品が●●でなければ】 → 【LINEで●●のオススメを送信】
こんな事も出来ちゃいます! ちなみにその設定画面がこんな感じ。
お気に入りに追加 → 商品の在庫が5個以下なら → LINEでメッセージ送信
連携できるアプリの幅は日々増えまくっているので、僕らの様な専門家ですら追いつけないぐらいの勢いで進化しています!
設定は簡単な物から難しいものまで!
このアプリ自体の設定は少し癖が有ります。
とりあえずフローが完成すると出来る画面がこの上の画像の様な画面です!いくつかの条件を設定しつつ、「この時はこう!」「こういう場合はこう!」と条件分岐されているのが見て取れますよね?
中身まで理解出来なくて大丈夫です!そんな事が出来る!って理解出来ればOKです。
ここまで設定するためにはまずトリガーになる要素がshopifyが持つAPIのオブジェクト構造を理解していないと、ぱっぱらパーな内容で基本英語から選ぶ必要もあり、難易度が鬼高いです。
日本語のアプリの場合はそうでもないですが、上の画像を見た通り中間に挟まるのはshopifyの要素なので、どうしても英語理解と、そもそものshopify全体の仕組理解は必要になってきます。
ある程度は「customer」は顧客だろうし「product」は商品だろうな!と目星は付けらえれますけどね。
それにここにLiquidと言うshopify専用の言語が絡んでくることもあります。そうなると正直言ってお客様の手で自力で何でも間でも出来る程簡単なアプリか?と言うとそうではありません。
また、liquidの理解がない構築者も結構な苦労をしてしまうかと思われます。と言うか専門家でも完璧に使いこなせている人はいないので、常に試しながら使うことになります^^;
僕たちの様に普段からLiquidを使ってshopifyのお店を作っている人たちは、当然それに対応してコードを書いていく事で、フローを無限大に拡張していく方向性が見えてきますが、わからないと暗中模索。なかなか難しい作業です。
すべてを変えてしまった!
しかしそれをもって、あまりあるポテンシャルと言うか・・・もしそのすべての自動化をソフトウェアを業務用に発注したり、人海戦術にした場合は途轍もないコストを払うことになります。
Flowの場合は殆どの制作は1名で出来るし、とてつもなく複雑だとしてもせいぜい数人のプロジェクトで完結出来ます。
つまり今までは外注してカスタマイズしたソフトウェアに数百万円とか言う見積りが出ていたような作業が数十万円で済むようなイメージです。上手くいけば1桁万円だって出来ちゃいます。
もう、はっきり言って他のプラットフォームは必要なくない?
ってshopifyに携わる人たちは全員が思ってしまったようなスーパーアプリ。EC業界を一変させるほどのスーパー機能と言っても過言ではないアプリです。
それがshopify Flowです!!