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【shopify】制作後も進化し続けるECカートシステム

先日「shopify Editions Summer 24」が開催されました!

shopifyと言うカートシステムは制作した後も、とにかく進化が早いです!

海外のテック企業らしく年に2回大型の発表会を開催するのですが(AppleとかGoogleもよくやってますよね)、その時に新機能の発表を大量に行う事が恒例行事となっております!

開催するたびに100を超えるアップデートを発表するshopifyなので、正直言うと我々開発する側の人間すら「恐れている」イベントの1つなんですが、その進化速度のおかげで、お店を出店している側としては常に最新の機能が使える状態作り出してくれます!

UIの変更もたびたびあるので普段見慣れた画面が変更されることもありますが、それでも最新技術が使いえると言うのは、生成AIの登場でますます加速しているITの世界で非常に重要で、システム改変コストは大きく抑えられる作りになっていたりもします!

今日は、shopifyがどんな進化をしているのか?

と言う部分を解説していきたいと思います!

目次

shopifyがスーパー進化する

shopify制作を生業としている身として、とにかく大変なのがshopifyの最新アップデートをキャッチアップする事なんです。

なんせ冒頭にも書きましたが、半年に100アップデートぐらいするので、覚えた頃には次のアップデートが来ますww

ネットショップの運営側としてもUIの変化などがあるのでついて行くの大変な部分があるかと思いますが、それでもその変わり身こそが

今求められている事です

世界の進化は早い

今、世界のITの進化速度は加速度的に増しています!

皆さんもご存じとは思いますが、ChatGPTを代表とする生成AIの進歩で、開発速度がさらに上がっているのが最大の要因なのは間違いなく、

そのおかげで変化がより激しい時代に突入してしまい、モタモタしているとすぐに置いて行かれてしまう。ビジネスをする人としては練る暇もないような状況になってしまっているのが現状です。

 

2023年はまさに生成AI元年と言ってもいいような「ChatGPT 3.5」の登場で、世界がびっくりした瞬間でしたよね。

shopifyはすぐについて行った

この2023年に「ChatGPT 3.5」が登場した時、shopifyは物の数カ月で、その機能をshopifyに取り入れました!

商品説明文をAIが生成する機能を盛り込んだんですよね。確か世の中がAIに驚いた2か月後ぐらいだったかと思います。もちろん利用者には1円の負担もなく、ただバージョンアップ!と言う形で提供してくれました。

こう言うスピード感は本当に感心するのと共に、一流のエンジニアを沢山抱えている開発力の凄さを見せつけられます!

GAFAとの連携性

shopifyは世界シェアがかなり大きいECカートのシステムなので、いわゆるGAFAと言われるスーパテック企業もshopifyを無視しません!

むしろ、shopifyと共に機能を開発していくような側面すらあります。

このインターネットの世界で圧倒的な覇者はGAFAのGに当たる「google」です。「ググる」と言うのがもはや名詞化しているように、ネットで物を調べる事そのものがgoogleの支配下にある状況。そのgoogleもshopifyとの連携をしっかりと視野に入れています。

GAFAのFに当たる「Facebook」(Meta社)もshopify専門の広告配信などを管理する部署があるらしく、Facebook広告を出稿する時に使うピクセルがshopifyのお店だとワンタッチ接続が可能。

その結果、広告のコンバージョン(CV・・・この場合購入数と言う意味)なども理由は定かではないのですが、みな口をそろえて「shopify経由だとCVが高い」と言う話をします。

その辺りは明らかに連携がしっかりとれている部分が大きいかと思います。

 

マルチチャンネルへの進化

いまECサイトは作ったからと言ってすぐに売れる時代ではありません。

作った後に集客する事が非常に重要な時代ですが、その集客手段には主に「SNS」「広告」「SEO」がTOP3の集客方法かと思います。

その全てにおいて根幹になるのがGAFAのサービスなので、そことの連携性は物凄く大きな意味を持ちます。

googleに合わせていく

先日の大型アップデートの中でも特に気になったのはgoogleに合わせてデータベースを設計できるように商品登録に新機能を加えた事です!

我々は普段「商品カテゴリ」を設定する時に自分たちの考えでカテゴリを作りがちだと思いますが、shopifyの場合それは「コレクション」と言うカテゴリとは少し違う概念を長年使ってきていました!

このコレクション自体はこれからも残るので、お店独自のカテゴリ設定に関してはそちらを相変わらず使い続ければいいでしょう。

 

が、今回の新しい「カテゴリ」の実装は明らかにgoogleをターゲットにした改定です!

 

googleで検索すると良く上の方に「商品」が出てきませんか?

こんな感じで出てくる奴です。

これ、モールも自社ECも含めて色んな情報が出てくるんですが、googleショッピングの機能を使っています!

googleショッピングに連携が出来ていると当然ですがSEOの順位的にも非常に好影響があり、必然的にお店の来客数が増えるので重要な要素です!

shopifyは元々「googleマーケットセンター」との連携もお手軽かつしっかりとれるので親和性が高かったんですが、そこに商品カテゴリ機能が強化されたことでさらに親和性が増したんです。

 

実はあまり知られていないかもしれませんがgoogleのこのショッピングで使うカテゴリはgoogleが決めています!

自由に誰かが決めた物ではなく、一覧表があり、その表を元に決められているんです。

コチラにその表がダウンロードできる場所も用意されているので、気になる方はご覧ください。

shopifyの新しいカテゴリ機能はこのgoogleのカテゴリに沿って決まっています!つまりgoogle内での検索性を高める事によって、物がより売れやすい状況を作る!

と言う好循環を目指していると言えます。

マルチチャンネルになる

これからECサイトの世界は1つのお店を作って、そのデータを元に多数の場所で売るようなマルチチャンネル化が重要になると言われています。

今まではモール型と自社ECですみ分けていたんですが、googleショッピング等で両方共一緒に探せるようになってきています。そうなると消費者の検索動向も変わってきますので、色んな所で買える物が売れる物という事に変わってきます。

古くは「楽天」に出さないとECは売れない。と言う時代から始まり、自社ECもいいよね!の時代が来て、これからはマルチチャンネルです。

shopifyはそのハブになる事を目指しており、shopifyのデータを使ってgoogleへの親和性を高め、インスタとの連携性、YouTubeとの親和性などもドンドン高めています。GAFAの方向いてビジネスしている感じですね。

日本ではまだあまり馴染みがないですが、ライブ販売なども今後伸びてくるでしょう!その時にshopifyを使っていればハブになれます。

1つのプラットフォームにとどまる気がないのがshopifyの方針なので、そう言った未来に向けて恩恵が受けられる「shopifyじゃなきゃ売れない」と言う仕組みを作ろうとしているわけですね。

shopifyの進化の歴史

進化の歴史と書きましたが、そこまで長い歴史があるわけではありません!

発足は2004年と21世紀に入ってから出来た企業で、カナダに本社があるまだまだ若い企業です。

頭角を現してきたのも2015~2016年辺りで、そこから急速にシェアを拡大して、いまでは世界最大のカートシステムに成長しています。

 

なぜこれ程までに弱小企業から最大手まで上り詰めたか?

それは手軽に導入も出来るうえに、複雑になっても耐えられるシステムを作っているからです。

 

少し面白いデータがあります。

世界のECサイトプラットフォームのシェアを見れるサイトbuilt Withによると表ですが最初の円グラフは世界の「TOP:100万」のECサイトが使っているプラットフォームです。 

otherはフルスクラッチなども含むその他なので、カートシステムで見るとshopifyが1位である事が分かります。次いでWooCommerceとMegentoが続いて、その下にshopifyPLUSも隠れています。

続いての表は世界の「TOP:1万」・・つまり世界のECサイト

ここでもやはりshopifyは圧倒的な1位の座を持っています。それに対してWooCommerceはだいぶ順位を落とし、Amplienceと言うのが2位に来てますね。

つまりWooCommaceは余り大型サイトには向いておらず、Amplienceは小型サイトには向かない・・・でもshopifyはそのどこでも使える!という事がわかるかと思います。

 

最初は「手軽にEC作れますよ!」から初めて、本格的なECサイトを運営しようと思ったらそれに必要なデータ分析機能をガンガンつけて行ったのが初期だとして、次にフロントエンド(サイトの見た目)を変更しやすい仕組みを作りに行きました!

手軽にベンダー側でも画像の入れ替えや、多少のレイアウト変更が出来るように進化した次はマルチチャンネルに向かおうとしているわけです!

こうやって色んな層のお客さんを取り込みつつGAFAも巻き込んで進化し続けているのがshopify。

正直、日本国内のベンダーでこれに追いつくのは不可能でしょうし、差は開く一方になるかと思います。

まとめ

エンジニア目線でもマーケター目線でも「shopifyの進化エグイ」

と言う進化を続けているのが今のshopify。まだ伸び始めて10年もたたないのに世界のエコシステムの頂点を目指して、GAFAとの親和性もしっかりと持っています。

今後いやでも訪れる「マルチチャンネル化」と言う流れにおいてshopifyは「お店を作るシステム」から「販売を管理するハブ」へ進化しようとしているんだと思いますが、プラットフォームを使っているだけで、その進化を享受できるって凄いですよね。

進化の為にはUI(見た目)の変更は当たり前のようにやってきますが、それにさえ着いていければ、勝手に進化してくれるシステム。

お店の商品を販売をする場所も勝手に増やしてくれるような感じです!

半年で100アップデートしちゃうshopifyですから、その進化速度は本当に凄いですが、ぜひともそれを全部利用してください!

利用しつくせない場合はパートナーに相談しましょう!いいパートナーさんはshopifyの能力を引き出してくれるはずです。

半面、shopifyに詳しくないパートナーさんは「何のためにshopifyなのか?」を理解できていないかもしれませんので、色々突っ込んで聞いてみましょう!

shopifyのお困りごとはご相談ください。

株式会社 Cave de Script

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